GINRIN(シルバーホイール)の由縁
銀輪(シルバーホイール)「GINRIN」の由来
日本ガ初めて経験した昭和48年のオイルショック、それから2年後の
昭和50年に熊本市新生一丁目に独立開業、翌年佐賀県の自転車店を
視察した際にふと手にした小冊子(80年代からのメッセージ)を読んだことから・・・
一人のジャーナリストが、これから迎える未来1980年代を予想するものでした。
日本は、たくましく経済成長を遂げ街には自動車が溢れ若者たちは自分の車を持ち
車の上に自転車を積んで週末は郊外へ出かけサイクルライフを楽しんでいる
様子を書いていたものでした。
我々が尋ねたお店は佐賀県でも有名なS本と言う店でここはスポーツ車も置いてはいたが
一般車にウエイトをおいている店であった。
その他2,3店を見て帰ったのだろうが他店のことはあまり覚えていない。
そのことがあってから自分の中での考え方が変わって行った。
開業当初は置いている自転車と言えば当時人気だったミニサイクルと子供車を
合わせ数台あるだけの状態だったが初めてお客が来て
「空気入れ貸してください」と言葉を掛けられたときはものすごく嬉しかった・・・
私の店を「自転車屋と認め」てくれたんだと心の中で叫びました・・・
ある日、取引先だった今はなきカワムラサイクルのセールスマンから
ほぼ無理やりにサイクリングに誘われるが、肝心なスポーツ車がないので
慌てて地金屋(今はリサイクルで最先端業)に探しに行き運良く見つかった。
(リムメーカー・アラヤ)のドロップハンドル車を急いで整備しよく店に来ていた
小学4・5年生5名ほどを誘って出かけ途中で休憩をとったときふっと気づいた・・・
サイクリングを拒んでいた理由にカゼを煩っていたのだがすっかり治っているではないか。
自転車は体にいいとは聞いていたが実際に病んだ体を完治したのは初めてで
身をもって体験したのだった。
病んだ体を治す効果があるのであれば予防にももいいはずと信じてそれからは
少しづつスポーツ車を展示するようにし未知の需要を掘り起こすように
いろんな大会にも出るようになってよく一人でも走ることが多くなったある日
走り疲れて帰る途中(吉無田高原)から見た緑川が大蛇のように有明海に注ぎ
ワインいろに夕日が辺りを染めていた風景に心を奪われた・・・あぁぁぁ~このままで
いてくれ~~時間よ止まれって叫んでいました・・・走りながら目を落とすとそこにも
心揺さぶられる光景が・・・しっかりと地面を噛みながら転がる前輪のリムがキラキラと
夕日を受けて輝いていて やさしく「今日も頑張ったね オ・ツ・カ・レ」って語りかけて
くれているようでとても感動したものです・・・それがあってからより自転車がいとおしく思え
愛しの自転車「銀輪」シルバーホイール「GINRIN」と呼ぶようになっいました。
そんな折(約30年前)心通わす有志T氏T氏K氏と私の四人で東バイパス(弓削)に
土地を購入し協同の店舗を出店することとなり店名を考えているときに
銀輪ではどうかとなり自分的にもゴロがいいし「想い」もあるので現代に向く
「ギンリン」としてスタートその後私はスポーツ車の想いが強くイメージを強調するために
シルバーホイール「GINRIN」と店名を変えて現在に至っています。
これからも、この名を愛し自転車の楽しさ素晴らしさをお薦めし自転車に乗られる人全てに
惜しみないサービスを注いでいきたいと思っています・・・後継の長男(和仁)も
人一倍自転車が好きですから小さなことでも困ったときはご相談ください。
これからもよろしくお願いします・・・